今、世界は「スーザン・ボイル現象」に大いに盛り上がっています。
アイドルや、俳優をスカウトして、スターにして世に送り出す、
いわゆる目の肥えた人達の度肝を抜くようなことが、起こったのです。
「スーザン・ボイルは、我々の想像を絶する存在だ!」
まず、この映像をご覧ください。
子供の行動障害
4月16日、英国のオーディション番組『Britain's Got Talent』に、出演した
スコットランド、ウエスト・ロージアン州からやってきた、
47歳の地味な普通の女性スーザン・ボイル
(はっきり言うと、どう見ても小太りでダサい田舎のおばちゃん)が、
『アメリカン・アイドル』の審査員で、音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルを含む、
辛辣な批評で有名な審査員と観客の前で、
ミュージカル「レ・ミゼラブル」から「夢やぶれて」を歌い出すと、
そのオバちゃんの姿からは想像できないような荘厳で美しい歌声に、
誰もが呆然と聞きほれたのでした。
会場全体が、まるで雷に打たれたようなショック状態。
耳鳴りの患者をテストする
スーザンが歌い出す前は、誰も彼女に、何の期待も抱いていない事はあきらかでした。
彼女が歌う前まで、皆クスクスと笑いながら馬鹿にしていたのですから・・。
私とて、You Tubeで観た時は、「え〜??うそぉ!やらせ番組?」と
口パクで歌っているのではないかと疑ったくらいです。
でも・・本当に歌っているのです!このオバちゃん!
この映像が、You Tubeに流れ、結果You Tubeで、1,100万ヒットを記録したのです。
「信じられない!!」「ものすごい!!」「いや〜!!驚いた!」という、
ものすごい数のコメントが寄せられました。
アメリカの肥満くうこう
多くの人達からの、彼女に感動した。あの歌に涙した。
というメッセージと共に、女優のデミー・ムーアからも、感動したというメッセージが届き、
彼女を支援するファンサイトが設立され、
今後の活躍をバックアップするスポンサーまで出てきました。
今や、彼女は一つの社会現象にまでなったのです。
彼女の映像を観て、感動し、また涙までした多くの人が、考えこみました。
今までの、自分達のアイドル・スターや、音楽カルチャーに対する考えかたが、
あまりにも狭すぎたのではないか??
このダサイ、ぜんぜんファッショナブルでない、二重あごの中年のオバちゃんが、
なんで自分達をこんなに、感動させるのか??
今までの考え方、視点は、あまりに偏りすぎていたのでないか???
あの天使のような歌声に、皆がいっせいに喝采をおくったその時、
人間本来のもつ、尊厳的で無垢な美しさとは、なんなのかに気づかされた人が大勢いたのです。
彼女は、多くの人達の、美意識への偏見に凝り固まった心に、大きな風穴を開けました。
スーザン・ボイルは、インタビューで、
今まで誰からも「キスされたことがなかった」と語る独身です。
最近、亡くなったお母さんの介護をしていて、現在は失業中。
教会に熱心に通い、カラオケでの彼女の歌は、地元で評判だったようです。
このオーディションに参加したのは、「歌うチャンスがほしかったから。」と答えています。
日本ではNHK「喉自慢大会」など素人が参加する歌番組がありますが、
スーザンのようなスターが、生まれる可能性は?
0 件のコメント:
コメントを投稿