はじめに
ブラック企業に勤めて過重労働とストレスで精神病になってしまい働けなくなる人が増えています。
この場合、選択肢は生活保護か障害年金取得のどちらかになりますが、どちらも裁定請求はかなり難しいです。
裁定が難しいのは、ひとえに市町村財政または年金財政の悪化によるものですが、財政の悪化と自分の病気は別問題です。
ネットでは詐病を使って障害年金を取れという情報が出回っていますが、医者は詐病などはすぐに見抜いてしまいます。
そこで、ブラック企業で精神を病んだ人のために裁定請求をスムースに通すコツを伝授します。
弁護士と社労士と医者の三位一体が重要
障害年金裁定請求と労災認定を通すには、本人一人だけで頑張っても多くの壁が立ちはだかるため、非常に難しいです。
黒熱病
初期費用はかかりますが、弁護士と社会保険労務士に相談する必要があります。
近年は、弁護士の商売として、消費者金融の過払い返還請求が一段落して、ブラック企業からの未払い賃金の請求事務にシフトする傾向があります。
ブラック企業の状況証拠を固めよう
自分の勤めている企業がブラックであることを悟ったら、すぐに退職したりせずに、自分の出勤・退勤を正確に記録しましょう。
闇残業を隠すためにタイムカードを廃止して、出勤簿押印制にしてしまう会社もあります。
そこで、タイムカード代わりになるパソコンソフトがありますので、これを利用しましょう。
また、暴言や無理難題の業務命令があるようでしたら、それはICレコーダーで記録しておきましょう。
うつ病を破って助ける
精神科の門をくぐろう
精神的な不調を感じてきたらその状況をメモしておきましょう。1日の睡眠時間や不安発作の状況、人に会えない、電車に乗れないなどの症状を細かくメモして、精神科の門をくぐりましょう。
医師は、本人の社会的地位を考慮して「うつ病」という病名をあまりつけたがりません。「診断書にはどう書きますか」とさりげなく訪ねてくるので、「"うつ状態"ではなく、"うつ病"としてください」と申告します。
この病名は、障害年金裁定請求の際に重要になります。「うつ状態」では、絶対に裁定は降りません。
また、障害年金の受給要件である「発病後1年半経って病状が固定していること」を満たすため、最低2年は通院しましょう。
フィラデルフィア地区におけるうつ病のサポートグループ
専門家に相談しよう
状況証拠がすべて揃ったら、弁護士に相談しましょう。労災問題に詳しい弁護士を付けて、未払い賃金(残業代)の請求と、うつ病の労災認定に関して話を進めてもらいます。
また、障害年金裁定請求に詳しい社会保険労務士にも相談し、障害年金裁定請求の準備に入りましょう。
おわりに
その後の手続きは、専門家にほぼ全部お任せしましょう。うまくいけば労災扱いの障害年金裁定が受けられます。
進めかたはケースバイケースですが、医者が非協力的なら、別の病院に転院するなどして、進めてください。
ブラック企業は、これから「コンプライアンス」の名の下に、続々悪行が裁かれる時代になりました。ぜひ勝利を勝ち取ってください。
(Photo by http://www.ashinari.com/2011/06/06-347920.php?category=6)
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